八千代獅子 藤永検校作曲 園原検校作歌
古来より祭礼やめでたい行事には獅子頭や獅子舞を用いています。
邦楽では獅子の名がつく曲が多く残っています。
この曲は元来尺八に作られましたが 政島検校が胡弓に移し、
藤永検校が三絃に移し世に広まったものです。
いつまでも かはらぬ御代に あいたけの 世々は幾千代 八千代ふる
雪ぞかかれる 松の二葉に 雪ぞかかれる 松の二葉に
いつまでも変わらない御代に生まれ合わし 笙のあい竹の
美しい和音の響きの世々は 幾千代八千代と経過し
豊年のきざしとなる雪が常盤の松の二葉に降りかかり めでたい限りである
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