愛用の胡弓です
                


     2006年3月31日

     現在練習している曲は「御山獅子」です。

    古曲もいろいろお稽古しましたが、この曲が一番難しいとのことです。

    先生のお話では途中で挫折する方もいらっしゃるようで・・

    といわれると、私、かえって意欲が湧いてしまうのです!・・ほんと?

    先生もそのようで、難しい曲こそやりがいがあるとおっしゃって、微力な私にも

    どんどん難しい曲を与えてくださって感謝感激ですぅ〜  

    今年は皆さんの前で胡弓を弾く機会が多くなりそうなので

    簡単な曲もしたいのですが・・自分でしておきなさいと言うことでしょうね

    変わった所では子供達に英語のうたを胡弓の伴奏で歌ってもらったり

    胡弓の体験も考えています。どんな反応が出るか、今から楽しみなのです。










     2005年3月10日   

     今年になってはじめての日誌!、練習はちょこちょこしていましたよ〜

    千鳥の曲が仕上がり、大体の手法は習得できたかな・・・

    その後、2曲ほど練習しましたが、随分スムーズに弾けるようになった

    ・・グフッ・・自己満足?

    どこが?・・って・・まず、弓が滑らかに使えるようになったこと  

    それに甲のツボが決まって、中々良い〜

    胡弓の棹が短い分、ツボの位置がとても微妙なのです。

    ツボがちょっとズレるだけで音が別物になる。

    先生が弾かれるような艶っぽさは、まだまだ出ませんが、

    胡弓の特徴はつかめて来たような気がします。

    和楽器の中では、まだまだマイナーな楽器です、どんどん紹介して、

    皆さんに伝承していって欲しいと、先生がおっしゃっていました。

    胡弓弾きたい人、この指 と〜〜まれ〜〜!







     2004年12月21日  音色を戻す・・

     ハーモニーのコンサートも無事終わったので、そろそろ胡弓の練習を再開せねば・・

    随分長いこと手にしてなかったわねぇ〜元気〜?・・なんて声かけたりして・・

    「千鳥の曲」も、もうひと息で仕上がりそうなのに、早く音を取り戻さないとね。

    と言うのは、しばらく弾かないでいると、未熟ながらも音が悪いのが

    よく分ってしまいます  ま〜だまだ思うようには出来ていませんけど

    お箏でも三弦でも音色は大切に弾こう・・と一応、心しているつもり〜

    特に胡弓は音が持続するので、ちょっと弾き方が変わるだけで表情も

    大きく違ってくる気がします。

    年末の忙しさ、それに来年1月の予定をみると2,3日おきに演奏依頼が入っていて、

    練習時間を取るのに四苦八苦しそう!

    お箏はさすがにお正月に合う音色なんですね〜

    胡弓入りの曲を聴くことはあまりないけど・・ブツブツ・・







     2004年10月28日  「合せ弓」 む、むずかしそう!Part2

     「千鳥の曲」にたくさん使われている手法です。

    本来、胡弓用の「千鳥の曲」は技術的に大変難しいく、

    だいぶ熟練してからお稽古する曲だそうです。

    私はお箏で曲を弾きなれているということで、もう楽譜をいただきましたが

    えっ、え〜〜出来るかしら・・・と、ちょっと心配。

    二つの絃を同時に弾く「合せ弓」は、和音の主旋律の音の方を

    大きい音で弾くため、胡弓と弓の角度と弾く時の力加減がとても重要。

    何とも微妙で繊細なタッチがいります。それと同様にツボの押し加減も大切!

    目を閉じて自分の弾く音を聴いてみたりするのですが、

    中々思うようにはいきませんねぇ〜うぅぅ・・・

    はい、先生の弾かれる音色に少しでも近づけるよう、頑張るぞ〜〜〜!

    ・・・ しかし胡弓は何とデリケートな楽器なんでしょうね!








     2004年10月7日   む、むずかしそう!

     1ヶ月が、あっという間に過ぎていく〜!「千鳥の曲」の楽譜を頂いていますが

    見るからに難しそう! 今までの曲と違って1小節間に譜が一杯詰まってる!

    先月から2本の弦を同時に弾く「合せ弓」も少しづつ始めているのですが、

    それが随分たくさんあります。まだ習っていない手法もある・・・

    練習してみたいけど、今週は時間がなくてただ眺めているだけなの・・

    いいえ〜、「楽譜を読むのも勉強」・・ですね。

    そうそう、「かごめかごめ」と「六段の調べ」は皆さんの前で弾く機会があって、

    未熟ながら演奏させていただきました。

    度胸だけは、ついたかなあ〜!  ・・うっふっふ・・








     2004年9月9日   ドッキ・ドキ〜!

     夏休みが終った途端、急に忙しくなってしまった〜

    生涯学習の活動に参加しているのですが、最近1週間の予定が満杯!

    毎日お出かけです〜胡弓は練習してますよ〜(夏休み後からね)

    おほほ、練習を始めたばかりってことですね。

    ドキッ!とは、ある講座で和楽器の紹介をするので胡弓を弾いてほしいと頼まれ、

    どうしよう〜習い始めてまだ1年たっていないのに ・・・と思ったのですが

    「ちょっと、音を出してもらうだけだから」・・に誘われてOKしてしまったのです。

    ところがテープに音を入れるので「六段」と「黒髪」と「さくら」と・・・

    ついでにお箏も弾いてね〜エッ〜、そんな筈ではなかった〜と言ってもおそい!

    お引き受けしたからには頑張らないと・・と今、猛練習!

    当日は琵琶とお箏と三絃と十七絃と胡弓の生演奏をするようです。

    琵琶は初めて近くで見せてもらえるので楽しみだわ。しかも演奏者はアメリカ人!

    楽しみ半分、ドキドキ半分!っていう所かしら〜








     2004年7月25日  きざみ

     きざみは初めての手法・・・さて、どんな風にするのかな〜

    言葉からして音のきざみという事だから・・指先でツボを小刻みに打つ?

    胡弓で試してみる・・いや、それだと音が変わってしまう・・nm・・

    試していると何だかわくわくしてるような自分に、新しい手法に出会って

    そのやり方をいろいろ想像するって結構楽しいね!と独り言。

    はい、先生に教えていただきました。正解は弓で小刻みに弾くでした〜。

    つまり胡弓のトレモロのことです。

    それがですね、今している曲にきざみが25小節も続いてあるのですぅ〜

    初めは上手く行けてると思ったのですが終わり頃になると体まで揺れていて

     ひぇ〜、何か変〜! おかしくて笑ってしまいました〜

    初めての手法で力が入り過ぎていたんだわ〜

    きざみは余分な力を抜いて弾こう!・・と納得。








     2004年7月17日  久しぶり〜!

     2ヶ月ぶりに胡弓の練習で〜〜す。

    6月の演奏会では箏で六段の調べを弾きましたが今度は胡弓で練習です。

    さすが名曲!楽器は違いますが何度弾いても飽きませんし味がありますね〜

    ・・が・・速度が増す四段あたりからは胡弓で弾く方が忙しい感じ〜

    先生も結構早く弾かれるので、もう指がもつれそうだったわ〜

    ま、メロディーもよく分かっているということで、何とか仕上がりましたけど・・

    2ヶ月の空白があったわりにはスーッと練習に入れて

    今までの練習がしっかり身についてきたかな〜?・・とか・・思ってはいけません?

     厳しく厳しく・・ね








     2004年5月29日  雪人形

     唯是震一先生が大胡弓用の曲として作られました。

    只今、うちのお弟子さんが「雪人形」の三絃に挑戦!

    調子替えが多く、速さも変則的で四苦八苦してる〜歌も語りも有るのよ〜

    胡弓は調子替えしなくていいから楽だ〜・・なのに・・

    楽譜は尺八と三絃の合奏のもので胡弓譜がない!

    仕上げに胡弓と合奏しようと思っていたのに・・うぅぅ 

    私のは大胡弓じゃないけど弾けるよねぇ・・多分・・・・

    先生は楽譜はお持ちでないので、心当たりをあたってみたけど無さそう〜

    そうだ、尺八譜を胡弓譜に書き換えればいいのだ〜!と

    早速、取りかかる・・えッ、この忙しい時期に・・思いついたら止まらない〜

    「は〜い、出来上がり!」・・と言うのは簡単だけど、私はこれに四苦八苦!

    あとは弾いてみて手直ししていくわ、今度は弾くのに四苦八苦?・・ドテッ!

    お互いにこれだけ苦労したてるんだから、合奏はさぞ良いものになるでしょう〜








     2004年5月18日  演奏会

     とても楽しみにしていた先生の演奏会に行ってきました 

    舞台での演奏を聴かせていただくのは初めてなのです。

    私が弾くわけじゃないのに何かすごくわくわく、ドキドキ!

    曲は「ゆき」。胡弓の曲として、とても有名ですね。

    男性の三絃奏者と胡弓の我が先生のお二人がひな壇に座られて演奏。

    ♪〜お内裏様と〜お雛様〜♪のよう〜 

    シーンと静まり返った客席に胡弓の音が柔らかく響きわたり

    遠い別世界へ吸い込まれていくような感じだった〜!

    「美しい桜の花や雪を浮世にたとえ、仏門に入ったソセキという芸伎が

    半夜の鐘を聞きながら悟りの境地に至ってなかった昔を述懐している」

    という内容で、雪を主題とした曲ではないそうです。

    胡弓の音色がやるせない思いを一層切なく感じさせてるようで

    これが「はんなり」とした色と言うものなのでしょうか・・いいわ〜〜!

    もう一曲は「雪のように」

    元々は箏二重奏曲として平成9年に作曲されたものに胡弓の手を付けたもの。

    古曲「ゆき」の合の手を引用しているそうです。

    箏TとU、そして胡弓奏者が25人ほどがずら〜〜っと並んでの演奏、

    あまり見慣れていない胡弓とお箏の合奏はとても新鮮味があり、

    それに、胡弓がたくさん!て、とてもカッコよかった〜

    こんなにたくさんの人一同の演奏を聴くのは初めて!

    沖縄的な曲想も入っていてそんなに難しそうでもなく、きれいなメロディーで

    弾いても聴いても楽しい曲と思うわ〜

    客席側から見る舞台の様子もよく分かり、礼の仕方、奏者の配置バランス、

    舞台での胡弓の扱い方など、とても勉強になりました。

    収穫の多い一日だった〜!








     2004年5月5日   一息入れる?・・・

     5月と6月は先生のご都合でお稽古はお休みです。

    ちょうど良かった、何だか私も忙しくて〜ちょっと一息入れますぅ・・・

    けど・・「六段の調べ」の楽譜をいただいているんですよ。

    この曲は現代筝曲の基本になっており、お箏の名曲として大変よく知られています。

    導入部の4拍を除くと、各段が全て26小節の104拍に統一されていますが

    それは箏の絃数13に因んで、その倍数の26小節としたようです。

    きちんと計算されて作られているんですねぇ〜

    決められた形の中にメロディーをはめ込むのは難しそう!

    作曲者八橋検校は物をとても大切にする人だったそうです・・きっちりした性格!

    何となく分るような気がするわ〜

    340年程前に作曲されて以来、三絃や胡弓などいろいろな合奏形態で

    ず〜〜と楽しまれていたとの事、現在でも全く同じように演奏されますし、

    聴いていても何の違和感もないですよね。ほんとに偉大な作品!

    はい、それを踏まえて練習開始〜っと。 

    エッ、ひと息入れるんじゃなかったっけ?   時間が足らないよ〜〜








     2004年4月26日  三絃と合奏

     「さあ、合わせてみましょう」・・・「は・・ぃ」・・突然先生が三絃を持ってこられて

    「八千代獅子」を私の弾く胡弓と合奏してくださいました。

    心の準備もあまり出来てなくて、もう〜焦ったわ〜

    この曲はお箏ではよく弾くのでメロディーは分かっているのですが、もう汗だく!

    最後まで弾けた〜   「はい、いいですね。」 

    ・・・せ先生、そんなにあっさりと涼しげに言わないでください・・

    今までの端歌のようにゆったりした気分で弾いていられません。

    手事のところはとても速くて胡弓がくるくる回転しっぱなし、 

    楽譜を見る私の目もくるくる回りっぱなし〜 

    ま、弾き応えがあって良かったかもねッ。・・・やる気満々??

    この曲を思い通りに弾き熟すのが、これからの課題なのです!








     2004年4月15日  和楽器

     演奏会予定がいろいろ入っている最近の練習風景をみると

    お箏、17絃、三味線、そして胡弓に囲まれて、

    今日はどれから始めようかな〜と4種類の和楽器を相手に奮闘中!

    大振りな楽器群の中で胡弓がと〜っても小さいのに存在感があるのが面白い。

    思うと邦楽、特にお箏をしてる私たちは、三味線、17絃、20絃、胡弓などが弾けて

    一つの楽器に留まってないですね、少なくとも2種類はしている方が多い?

    その上、弾きながら歌もうたう。

    個性も違う、弾き方も違う楽器を練習するのはとても大変!

    でもそれが逆に刺激になって楽しんでいる私!  えッ、ホント? 

    洋楽演奏者は1つの楽器を一筋にという方が多いと思うのですが・・

    ン・・・和楽器演奏者は何と器用なのでしょう・・万能演奏家?

    和楽器が魅力的なのですね!

    自分の国の文化や伝統楽器をもっと知って身近な物にしたい、

    そして海外の人たちにも楽しんでもらいたい・・と

    2,3日前、高校生達とこんな話をしてきました。

    同じ思いを持つ若い子がいて嬉しかったです〜!








     2004年4月6日  端歌と端唄

     「端歌」と「端唄」とは別の物なの?

    端歌:地歌の中の一つで内容にストーリー性があって自由な曲風。

    お稽古していただいたのでは「黒髪」「あしかり」「菊の露」「浮舟」など。

    ほんと、情景が浮かぶ様な内容で、しっとりしたきれいなメロディー。

    端唄:近世俗曲の一つで歌詞が短く、調子がくだけた小歌曲で

    「梅は咲いたか」「かっぽれ」などで宴席や寄席芸の曲。

    大衆音楽で軽やかな気楽な感じがします。

    お箏では手事物が多くて端歌の分類はあまり考えた事がなかったけど・・。

    胡弓でする地歌の中には端歌物が結構あるんですね。

    さて、その端歌物も大分しましたので今度は手事物のレッスンに入ります。

    曲は「八千代獅子」、リズミカルで速いテンポ!

    とてもつ力強い弾き方もあるんですよ〜 wao!

    こちらが男性的なら、しっとりしたやさしいさのある端歌物は女性的かな?

    新しい弾き方が一つ増え、おもしろさも一層UP!








     2004年3月30日  練習再開

     日誌を書くのは1ヶ月ぶりかしら・・

    長い間留守にすると用がたくさんたまっていて忙しかった〜 

    ようやく普段の生活リズムに戻りつつあり、胡弓の練習も再開。

    フムフム・・弓もスムーズに動いて忘れていなかったわ〜

    集中して練習した後、しばらく休息期間を置くのも良いかもね〜

    余計な力が抜けてとても滑らかに弾けるのよ〜

    お稽古場で、先生から「良いですねぇ!」と言われ、ちょっとテレ気味。

    習い始めて6ヶ月になりました。

    胡弓は習わなくても自分で出来るかも・・と思っていましたが

    しっかりお稽古していただいて良かった〜

    基礎はとても大事、やるからにはきちんと練習するのが一番。

    後の楽しみ方も倍増しますしね〜

    まだまだこれからですが、お箏や三絃と合奏するのを楽しみにしているんです。

    えぇ、もう合奏の予約も入ってるのよ〜  ・・・修業中なのにね・・








     2004年3月2日  心に染み入る曲

     この曲を弾くと、いつも目頭が熱くなるのです・・と言われて頂いた「菊の露」。

    楽譜を開いて見ると、出だしの歌詩とメロディに何とも心が揺らぐ。

    ♪とりの〜こ〜ぉえ〜〜〜(ミミミ〜レ〜ドレ〜 ド〜レ〜♭ミ〜〜)・・♪

    とても寂しい感じがして心がジーーンとなる  

    胡弓の音色と良く合いますね、追悼曲としてもよく演奏されるそうです。

    どんなジャンルの歌でも、自分の人生の楽しさや悲しさなど、

    思いが重なる歌ってよくあるわ〜そういう歌に出会うと、とても心が揺れるもの!

    この曲は息をひそめたような音色で、しっとりと、ゆったりと弾こう・・ワッ、難しい〜!

    あ、話は少し違うけど、大分前の事ですが、お箏の練習をしている時に

    「何時ものように弾いてるのに今日に限って何でこんなに悲しく感じるの?」と

    思ったことがありました。そして翌日、お友達の家でご不幸があったと知りました・・

    虫の知らせと言うのでしょうか、お箏を通して寂しさが伝わったのです。

    初めての経験でした。 ちょっと霊感が強いかも知れないわ。

    あらら、今日は気持ちがしんみりになってしまった〜   

    さあ〜、気分転換しようっと! 

    4日からハワイへお箏の演奏に行って来ま〜す。ファイト!! 








     2004年2月25日  三下がり

     今までお稽古した曲全部が三下がり調子なのです。何でだろう〜

    三味線は右腕で胴を支えて調子変えができるけど、胡弓は構え方が

    三味線と違い、膝の上に本体をほぼ垂直に立てるのでとても不安定、

    そして左手で勘所を押さえ、音が途切れないように右手の弓で弦を擦る・・

    両手もふさがっていますし・・もし調子変えをするとすれば

    少し長くなっている根緒の先を、両足でしっかり挟んで・・

    ・・  これは・・ちょっとかっこ悪い〜それに音も途切れてしまう〜

    やはり勘所で調整するしかないわねぇ〜

    それには近親調へ転調しやすい三下がり調子に調弦しておくのがベスト!

    胡弓の基本調子は三下がりと言う事でしょうね。

    <追加>
    後日、お友達からメールを頂き、胡弓は音が狂いやすいので、

    調子変えは絶対しないものと教えていただきました。








     2004年2月17日  ユレいろいろ

     ツボを押す力の加減、その音を揺らす加減、しかもずっと弓で弾きながら・・

    ユレで感情の豊かさが一層増すのですが微妙な加減がもう一つしっくりこない。

    慣れていない事もあるけど、お箏のユレよりも難しいです。

    「全体的にもうひと息で完璧に近いですよ」・・と励まされているのですが

    「先生、ちょっと褒めすぎていますぅ・・」と思いつつ、内心はやはり嬉しいもの。

    調子に乗って、よけい頑張ろう〜 と、どっぷり生徒になりきっています。

    そういえばお箏のお弟子さんから、先生褒め上手ですねと言われた事あったわ。

    褒め上手は教え上手なんですよね〜 

    ・・先生と生徒の両方の立場、よ〜く分るわ〜・・








     2004年2月11日  呼吸

     はい息を止めて〜よろしい〜・・これはX線撮影ではありません。

    2分音符や全音符を弾く時、ギィー・・ジャリ・・と雑音が入る。

    そういう時、息をとめて弾くと音のむらがなくなる・・と言われます。

    確かに滑らかになるわ、でもちょっとくっくっ苦しいよねぇ

    ゆるいテンポだと1小節弾くだけでもすごく長く感じる。

    全音符ばかり並んでいたらどうしよう〜  

    窒息しそうだわ〜  酸素マスク要るわよ〜!

    指揮者のいないお箏・三絃・尺八の合奏でも、出だしの音はお互いに

    呼吸を合わせたり、感情表現の大きさで息が荒くなったり静かになったりします。

    でも息を長く止めてるということは無いよね。

    胡弓は息を止めるほど自分の呼吸を合わせるときれいに弾けるのです。

    








     2004年2月 4日  くいだおれ

     昔は大阪の川辺には芦がたくさんあってねぇ〜・・と言う先生のお話から

    そもそも「くいだおれ」とは・・の話題になり、その語源を知りました。

    大阪は水の都、秀吉は町づくりの為運河を作ったのですが、橋の架け替え用の杭や

    川辺にある芦が流れないように打つ杭に大変お金がかかり、

    それを商人に寄付させていたそうな・・

    そのため杭を打つ度に、商人が倒産していったので「杭倒れ」と言われたのが始まり。

    現在の大阪市章(みおつくし)は水路の標識・・杭に×型板を打ち付けたような形。
                                 
    なるほどねぇ、今のように食べる事の意味ではなかったのだ〜 

    地歌の歌詞に出てくる背景が、自分が住んでいる周りにあると

    歴史は得意じゃないけど、何か興味がわいてくるものですねぇ 








     2004年1月28日  芦刈

     なにたかき なにわのうらの なつげしき かぜにもまれし あしのはも

    さわさわさわと おとにきく ここにはいせの はまおぎを よしやあしとは 

    たがつけし われはこいには くるわねど こいというじに まようゆえ

    さりとては しらさぎの とどまれとまれと まねくてかぜに ゆきすぎて

    またももよおす はまかぜに あしもさわだち いそもなみ 

    まつかぜこそは ざざんざ。

    初めての曲なので歌を書き出してみました。

    さわさわさわ、ざざんざ・・と擬音の多い歌ですね。

    浪速の夏景色を歌ったもので風に揺れる芦の葉の擦れる音を

    行きずりの恋に掛けて爽やかに歌っています。・・はっはぁ〜〜ん、恋の歌ですか・・

    では恋をしている気分で弾かねばなりませんねぇ〜  ポッ・・

     痛いッ!だあれ〜たたかないで〜








     2004年1月20日  胡弓と二胡

     私たちの周りで中国の楽器「二胡」のことを「胡弓」と呼んでいる人がまだ多い。

    紹介する機会がある時は胡弓と二胡は別のものと説明していますが

    へぇ〜そうなの?という返事が多いことに、ガクッです。

    二胡とは弦が二本あるのでそう呼ばれるのだそうです。

    しかも中国語には胡弓と言う言葉はないとの事・・それなら何で???

    二胡を広める為に日本の伝統楽器の名を借りたんですって〜〜

    確かに二胡の方がポピュラーになってしまって、よけい混同してしまうのねぇ。

    日本唯一の擦弦楽器胡弓の名が使われても誰も文句を言う人がいなかったのかしら

    ちょっと大げさだけど・・やはり日本人はNOといえない人間なのかな?

    中国の伝統楽器演奏グループ「女子十二楽坊」も大変有名になっていますし、

    この際もっとはっきりて定義付けしてほしいわ〜

        ☆邦楽界の皆さん、もっと胡弓を広めましょう!☆










     2004年1月8日  明けましておめでとうございます

     みゅーずの弾き初め会で胡弓を初めてお披露目。

    ち、ちょっと近すぎよ〜皆さん、ほんとにすぐ目の前まで近寄り

    ぐるりと囲んで、興味津々で見ているのよ〜、 ドキッ!

    な〜〜んの何の、習い初めて3ヶ月なんだからありのままに・・と開き直り、

    初心者の音色で「鶴の声」をお聞かせいたしましたわ〜

    日本の昔懐かしい音・・ワビさびがある音・・なんて言ってましたねぇ

    私もそう思うもの〜

    この曲、最後の2小節間がとっても良いのよ!

    三の糸の3のツボをスリ上げの繰り返しでゆっくりから始めaccelし、tr.して

    その後3の音を押し弓で切れよく弾き切るという、とてもかっこいい所があるんです。

    終わりよければ全てよし・・と・・みんな感じ取ってくれたかしら 

    最後はおまけに胡弓譜にしておいた「荒城の月」も弾いちゃった〜うっふっふ・・・








     2003年12月23日  いい感じ!

     譜を追うのが精一杯で気持ちを込めて弾く余裕はまだ充分ではありませんが

    「黒髪」の唄・・・ひとり ぬる夜の あだまくら・・・の所を弾いていると

    胡弓本来の音色も作用してでしょうか、何か淋しげな気持ちが

    お箏で弾くよりも一層哀愁を帯びて聞こえてきていい感じ! 

    先生も言われていました・・胡弓はとても繊細な音色を持っています、

    充分気持ちを込めて弾くと胡弓の魅力が大変よく分かると・・私も少し実感!

    お箏で習った「黒髪」のメロディーとは大分違いますが、胡弓の音色に

    大いに浸ながら感情表現が上手くなっていくといいわ〜

    初心者の教訓1

    良く予習をしていくと弾くだけでなく、1ランク上の練習ポイントを習得できる。








     2003年12月2日   音の分配

     弓の長さは全長85センチほどで、つけてある毛の長さは55センチ。

    その55センチの巾を端から端まで充分に使って弾くようにと言われるのですが

    中々使いきれない。弾く糸やツボが変わったり、引き弓から押し弓に

    変わったりする時、連鎖反応で弓の手も一緒に動き、弾くのに足らなくなったり

    端まで到達しなかったりで思うようにいかない。

    弓巾と音の分配の法則が必要かな〜

    お箏だと右手と左手が別々な動きを同時に出来、その上歌いながら弾けて、

    頭の中はで分割作業をする訓練は出来ているはずなのですが・・

    慣れてない弓を使っての動きには反応が鈍いですねぇ。

    ツボは大分慣れてきたせいか決まるようになってきました。

    音にユレを入れたりして楽しんでいます。

    習い始めて2ヶ月が過ぎました!  








     2003年11月19日   鶴の声

     只今「鶴の声」を練習しています。

    本物の鳴き声は聞いたことはないですがメロディがほんとに鶴の声ように

    聞こえてくるのが弾いていて楽しくなる。おめでたい時によく弾かれるそうなので

    来年のお正月にちょうどいいかも・・・聞いてくれる人いるかな〜〜

    それまでに勘所をもう少ししっかり決めないとね。

    胡弓は三味線を短縮したようなものでツボの間隔も狭くて

    2、二、イ二 のツボが乳ふくろよりまだ上の所なのよ〜それが中々決まりませ〜ん。

    ♯がかかったような音になってしまうぅぅ・・・そりゃぁ〜練習することだよね〜・・・

    でもね、高音部のツボはズーっと近くなのでらくですよ。

    では、うちの箏教室新年弾き初め会に向けて練習に励むことにいたします〜!

       








     2003年11月11日  大きさ

     胡弓に夢中な今日この頃、たまには三味線も弾かなきゃ〜と思い

    手にしてみると・・へぇ〜〜こんなに大きくて重いんだ〜と改めて確認!

    十七絃を弾いた後、お箏を弾くと何か感覚が違うよね〜それと同じような・・

    いえ、胡弓と三味線の方がもっと大きな差を感じました。

    日本の胡弓というと一般的には三本の絃で小さいものを言うのですが

    他にも大きさや絃数の違うもの・・大胡弓とか五絃胡弓など7種類位あり、

    特に大胡弓は宮城道雄が考案したもので一般通常の胡弓と区別するのに

    「大胡弓」とか「宮城胡弓」と言われ宮城会内では単に「胡弓」と呼ばれているそうな。

    何か紛らわしい言い方でどっちがどうなの?となってしまいそうだわ。

    大きさは  三味線>大胡弓>胡弓 

    調弦も大きくなればなるほど低く調弦されるそうです。

    いろいろ分ってくると胡弓も奥が深いわねぇ〜   

              








     2003年11月4日  初めは耐えること・・

     ギィーギィー、ジィージィーの音に耐えていただいたのねぇ〜

    先日、旦那様から「ホオー、最近はマシな音になってきたね・・」と

    ホッとした様な口ぶりに、どうもお騒がせしました〜と心より  です。

    もちろん弾いている私も我慢我慢のひと時なのです.。

    それでは気分転換にと、今箏教室でしている「荒城の月」のメロディを

    胡弓譜にして弾いてみると、これが中々良いのよ 

    知っている曲なのでツボもはっきり確認しながら練習できるでしょう〜

    聴く側も気持ちが和むでしょう??お箏との合奏もすぐ出来るじゃな〜い!

    一石二鳥だわ〜これからも時々この手で行こう〜っと。








     2003年10月28日  「四季の花」

     胡弓とお箏の初心者練習曲集にある「四季の花」は歌詞は同じですが

    メロディが全く違うのです。ほんとうは胡弓の方のが元のメロディとのこと。

    箏練習曲集を見ると確かに旧箏唄よりという但し書きがありました。

    あら〜〜ここまでは目を通していなかったわねぇ〜!

    胡弓を通して新しい発見がこれからもありそうな予感がする〜〜

    今までのメロディが身にしみ込んでいる為か、練習をしていると

    頭の中のメロディと葛藤しているようで何か妙な感じがしました。

    まだまだ自分では納得のいく音は出ませんが、初めてにしては良いとの先生の

    お褒めの言葉に浮かれて、次回から「高砂」の練習に入ります。

    さぁ〜、いよいよ本曲のスタートで〜〜す









     2003年10月20日  くるくる回転

     胡弓の駒は凸で木製なのです。弾く糸が変わるたびに胡弓自体を回転

    させなければなりません。それが行き過ぎたり足らなかったりして

    中々同じところに止まらない。その上、弓を動かしたままですばやく回転させる・・・

    うム・・・今までしたことのない動作をするのは頭で分っていても思うようにならない。

    運動神経がちょっと鈍ってきたかしら〜〜

    内心はまだまだいけると思ってるんですが・・・

    ヴァイオリンのように弓で角度を変えたほうが楽だわねぇ・・

    いえ、逆らってはいけません、胡弓は日本特有唯一の擦弦楽器なのよ〜

    音はまだ波打っているけど大波がさざ波ぐらいにはなってきたような・・(^_^)

    1回目より2回目が良くなっているのは感じられるのです。
  








     2003年10月7日  初めてのおけいこ 

     前々から胡弓を習いたいと思っていた所、近くに先生がいらっしゃることを知り

    お願いすることになりました。○○の手習いと言いましょうか、大分年を重ねてからの

    習い事で、若い時のようには行きませんが・・ぼ〜ちぼちと行こうと思っています。

    今日は先生のお宅で私の胡弓と初めてのご対面です。

    まあ、かわいい〜!三絃のミニチュア版だわ〜!ほんとにおもちゃみたい!

    小さな子供達の三絃のおけいこに使われていた事もあったようです。

    何本もの馬の尻尾毛を束ねてつけてある弓で弾きますが、

    毛の色は真っ白でとてもきれい!

    さあ、初めての音だしです。何かわくわくしてくるわ・・最初は三の糸から・・

    わぁ〜〜アジアの音! 単音なのに和音のような立体感のある音!

    お箏の音とちがい、弓で弾いている限り音が持続するので滑らかな流れが

    よく分かります。でも私が弾くとボコボコ,、ゴツゴツしてる(^_^;) 

    弾く位置が安定するまで、まだ大分時間がかかりそうです。あたり前よね〜

    今日が初めてなんだもの・・練習!練習!又、練習!・・が待っている。

    ・・・時間をどう作るかが問題です・・・


                                                 トップへ
HOME
胡弓のおけいこ日誌